Overview|展示概要
相川は1989年新潟県に生まれ、2012年に長岡造形大学視覚デザイン学科ビジュアルアートコースを卒業し、ここ数年に頭角を表してきた気鋭のアーティストです。昨年の個展を境に国内外での展示機会が増え、世界中にファンが増えました。
フォービズムとキュビズムを独自の視点で解釈したかのような個性的な作品は、そのカラーリングと描くモチーフ=顔がとても印象的な幾何学的なシリーズと、アンニュイな雰囲気を纏ったポートレイトの2つのシリーズがあります。本展もこの2つのシリーズの新作のポートレイト作品で構成されています。
今回は「複雑さ」をテーマに、それを超えたところに思いを馳せ、鑑賞者を本能的な部分に触れるように導きたいと考えています。
個性的で相川の作品であることが一目でわかるその作品は、毎回私たちの期待を超えた新しいアプローチを見せてくれるのみならず、私たちの胸に”ザワザワ”とした新しい何かをもたらしてくれます。
どうぞ、ご高覧いただけますようよろしくお願い申し上げます。
会期:2023年8月1日(火)〜2028年8月13日(日)会期中無休
時間:11時〜19時(最終日は17時まで)
会場:MEDEL GALLEY SHU
住所:東京都千代田区内幸町1-1-1帝国ホテルプラザ東京2F
*入場無料
Exhibition Statement|展示ステイトメント
絵画で描かれる顔は、みる人によっては暴力的であったり嫌悪を感じる人もいると思いますが、それを超えたところに親密さがあると思っています。顔は誰しもが持つパーツであり、毎日目にするものです。それ故に自身の本能的な部分に触れられることができると思います。
相川恵子
Profile|プロフィール
1989年新潟県生まれ
長岡造形大学視覚デザイン学科ビジュアルアートコース卒
人物をモチーフに油彩で絵を描いています。私にとって制作とは今までに見たこともないフォルムを創り出すことです。顔は日常で一番視界に入るものであり、その決められたパーツを壊す行為は固定されたイメージから抜け出す手段のようなものです。見えている顔だけでなく、本当は見えない部分があり複雑であること。顔を認識することは、その事実に寄り添うことに近いと思います。全く知らない他者を思う上で、顔について考えることが大事だと考えます。
漫画家を目指していた幼少期に顔を描く練習ばかりを日々繰り返していたため、顔を描くことが生活の一部になっています。私のアウトプットは顔から始まります。
近年の主な展示
個展
2023 「いつもゆれている」(楓画廊・新潟市)
2022 「顔のなかの顔」(MEDEL GALLERY SHU)
2021 「かりそめのまとまり」(楓画廊・新潟市)
グループ展
2023 「Chroma Distance」(POLA MUSEUM ANNEX)
「Born New Art Vol.3」(+ART GALLERY)
2022 「EPIC PAINTERS Vol.10 -PORTRAITS-」(THE blank GALLERY)
「EYES_portrait show by Emerging Artist」(MEDEL GALLERY SHU)
「和心芸術展」(GALLERY JO YANA・フランス)
「WHAT CAFE EXHIBITION vol.22 Art is…」(WHAT CAFE)
アートフェア
2023 Study:大阪関西国際芸術祭(大阪:MEDEL GALLERY SHUブース)
ART CENTRAL(香港:MEDEL GALLERY SHUブース)
D-art,ART(大丸百貨店東京:MEDEL GALLERY SHUブース)
2022 D-art,ART(大丸百貨店神戸/京都:MEDEL GALLERY SHUブース)
掲載
2023 アートコレクターズ完売作家2023
2022 メンズファッション誌 2n d「THE VISUAL PERFORMER」インタビュー
2019 新潟日報 にいがたの気鋭 取材掲載
Gallery Information
東京都千代田区内幸町1-1-1
帝国ホテルプラザ東京2F
info@medelgalleryshu.com
11:00〜19:00(最終日は17時まで)
MEDELとは、日本語で「物の美しさをほめ味わうこと」を意味する「愛でる」からきています。
唯一無二のアートを賞美し、慈しむという行為を介して、アーティストと鑑賞者、ギャラリーの間に喜びの行き交いが成立してほしいという想いを込め名づけました。
“時代を共にする人々にとっての財産であり、未来の社会を照らす火である”とアーティストの活動・作品を定義し、人々の心に残る独創性に富んだスタイルの作品を鑑賞者と共に愛でつつ、次世代に残るようなマーケットや美術史的評価を確立してゆくことが当ギャラリーのミッションです。そのような私たちの活動を通して、独創的な表現を受け容れる多様な社会的風土の醸成に資することができれば、これに勝る喜びはありません。
The word “MEDEL” is from the Japanese word “めでる,” which means “to praise
and appreciate beauty” in Japanese.
We named the gallery MEDEL to create a pleasant exchange between the artist, and the appreciator,through the unique artwork.
We define artists’ activities and works of art as “an inheritance for the people who share the same era and a fire that will light up the society of the future”, and we hope to establish a market and an art historical reputation that will last for the next generation while appreciating works of art with the viewers, which are full of originality and style that will remain in people’s minds.
Through our activities, we are more than happy to contribute to the development of a diverse social culture that accepts creative expression.