プレスリリース

近鉄、全車両に車内防犯カメラを設置し、リモート監視システムも導入へ

 近鉄では、列車内の安全性向上と犯罪の抑止を目的として、すべての車両へ防犯カメラを設置します。7月25日(火)より順次、車内防犯カメラを搭載した一般車両の運行を開始し、2028年度までに全車両(約1,900両)へ設置することを計画しています。(一部の特急車両には、すでに車内防犯カメラを設置しています。)

 2024年度からは、車内防犯カメラの映像および音声を運転指令などから遠隔で確認できるシステムの運用も開始する予定です。

 お客さまにより安全にご利用いただくため、車両のリニューアル工事に併せて安全設備の設置も進めてまいります。車内の緊急時に乗務員と通話ができる装置(非常通話装置)については、1両につき1台から2台へ増設し、設置位置をわかりやすくご案内するため、側扉横に非常用設備ご案内ステッカーを貼り付けます。また、車両を連結して運用する際に、連結部からの線路への転落防止のため、車両の先頭部に転落防止ほろを取り付けます。

 これからも、より安全に、安心してご利用いただけるよう環境整備を進めてまいります。

 詳細は別紙のとおりです。

(別 紙)

1.車内防犯カメラの設置

(1)設置車両 全車両(一部の特急車ではすでに設置、運用済)

(2)内  容

    ・カメラ単体での運用開始(2023年7月から)

    ・カメラ映像、音声の確認システム(※)運用開始予定

                   (2024年4月から)

    ・2028年度末までに全車両カメラ設置完了予定

    ※確認システムとは、携帯電話回線を使用し、運転指令などに映像を配信

     することで、車内の状況を確認できるシステムです。

(3)そ の 他

    ・防犯カメラステッカーを貼付し、犯罪・迷惑行為の抑止をはかります。

    ・カメラの映像は、車内のセキュリティ向上と犯罪の抑止を目的に録画する

     ものです。録画した映像は、当社の個人情報保護方針

     (https://www.kintetsu.jp/company/privacypolicy.html)

     に基づき、取り扱います。

2.非常通話装置の設置

(1)設置車両 リニューアル車両

(2)内  容 車両リニューアル工事時に、乗務員と通話可能な非常通話装置を

        1両につき1台から2台へ増設します。(2023年7月から)

(3)そ の 他  非常用設備ご案内ステッカーを貼付し、設置位置の案内を

        強化します。

3.先頭転落防止ほろの設置

(1)設置車両  リニューアル車両

(2)内  容  車両リニューアル工事時、先頭部に転落防止ほろを設置します。

        (2023年7月から)

(以 上)