どうすれば「くじけず」「楽しく」毎日を過ごすことができるのか
人はくじけやすいと、ちょっとしたことで心が疲れ、パフォーマンスが下がってしまいます。さらに自分の可能性や未来を、自ら見捨ててしまうことになります。
「くじけない心」を身につけると、毎日が充実し、未来が楽しみになります。著書累計500万部超の人気心理カウンセラーで産業カウンセラーの著者が、心理学と先人の知恵などを用いてあなたの人生を豊かにする、「くじけない心」をつくる方法を教えます。
※以下、本書より一部抜粋要約
「くじけないため」にもっとも大切な三つのコツ
人ならば誰でも、落ち込むことがあります。
しかし、落ち込んだままでは辛さは増すばかりです。
上手に立ち直る方法を知っておけば、くじけそうになっても立ち直ることができます。
二つめは、「失敗することを怖れない」ということです。
「怖れ」という感情は、気持ちをくじけさせてしまう大きな原因です。
ですから、なるべく楽天的に考え、楽天的に生きていくよう心がけることが大切です。
三つめは、「工夫して困難を乗り越えていくことを楽しむ」ということです。
「ああイヤだ」「堪えられない」というネガティブな感情が、心をくじけさせてしまいます。
たとえ、うまくいかない状況にあっても、それを打開するためにいろいろと工夫することを「楽しむ」という意識を持つことが大切です。
幸せで充実した人生を送るには、くじけて動けなくなってしまう時間が少ないに越したことはありません。
「くじけない心」をつくる方法を紹介
「明確な目標」が、くじけない心を育む
イギリスの思想家であるバーナード・マンデヴィルは、「人間の強い習慣を変えるものは、一層強い願望のみである(意訳)」と述べました。
できれば、その願望は、自分の利己的な欲を叶えるものではなく、世の中に大いに貢献できるもののほうがいいです。なぜなら、そういう形のほうが、より一層強い願望になるからです。
強い願望を持つと、辛い試練に見舞われるようなことがあっても、「願望を実現するために、こんなことで負けてはいられない」という強い精神力が働くようになります。
その結果、「くじけない人間」に生まれ変われるのです。
失敗は「処置の仕方」で発見に変わる
この言葉にある「その後の処置」とは、具体的に言えば、「失敗から学ぶ」ということだと思います。
失敗してしまった時は、「なぜ失敗したのか」を考え、そこから教訓を得て、次の現場に生かしていく、ということです。
発明王として有名なエジソンは、白熱電球を発明するにあたり、何千回となく失敗を繰り返したといいます。
失敗する度に、エジソンは、少しずつではあるのですが、自分が賢くなり、そして成長に一歩一歩近づいていることを実感できていたのです。
だからこそ、途中で「もう、やめた」と投げ出すことなく、努力を続けることができたのです。
「ほめノート」をつくって「くじけない力」を強くする
「自分をほめる」ことを習慣化する方法の一つに、「ほめノート」をつくるというものがあります。
自分ががんばったこと、よくできたことをノートに書き出すのです。
心の中で自分をほめるのでもいいのですが、文字にして書き出すことで、「私は強い」「私はたくましい人間だ」という信念が一層強まっていくのです。
そのようにして日々自分をほめる習慣を持つことで、自分への自信がついてきます。
強い自信がある人は、少々のことで気持ちがくじけてしまうことはありません。
書籍情報
著者:植西聰
ページ数:184ページ
価格:1,485円(10%税込)
発行日:2023年7月24日
ISBN:978-4-86667-632-6
書籍紹介ページ:http://www.asa21.com/book/b627319.html
amazon:https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866676329/asapublcoltd-22/
楽天:https://books.rakuten.co.jp/rb/17539698/?l-id=search-c-item-text-01
目次
第2章 「反発心」を持つ
第3章 「工夫する心」を忘れない
第4章 楽天的なくらい「前向き」でいる
第5章 「今日の目標」を決め、行動する
第6章 「自分の良さ」に目を向ける
第7章 日々の心がけで「くじけない心」をつくる
第8章 「立ち直る力」を身につける
第9章 「今」に集中して自分を生きる
著者プロフィール
植西 聰(うえにし・あきら)
ベストセラー『「折れない心」をつくるたった1つの習慣』(青春出版社)、『あなたはゼッタイ大丈夫 〜愛されネコが知っているHAPPYにゃルール〜』『心に刻みたい賢人の言葉』『悩みごとの9割は捨てられる―仕事、人生、人間関係がうまくいくコツ』(以上、あさ出版)ほか、著書多数。