著者インタビュー
中小企業は人が財産!ワイズ通商株式会社の鈴木康仁会長が語る、型破りな人材採用と育成の手法
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ワイズ通商株式会社はなぜ人が育つのか?
もともとは自分ひとりで始めた会社でしたが、やっていくうちに「一緒に働きたい」という人が出てきました。うちで働いてもらうからには、他の会社で働くよりも良かったと思ってもらいたいし、仮に辞めたとしても、どこでも活躍できるように育ててあげなきゃいけないぞという思いで一人ひとりにかかわっているうちに、自然と人が育って、会社が大きくなったという感覚ですね。
――一人ひとりにかかわるとは具体的にどういうことですか?
初期に人数が少なかった頃は、仕事が終われば一緒に飲みに行って深くコミュニケーションをとって、この子はいまどんな状況にあるのか、どういう方向に進みたいのか、そのためには何が必要なのか、会社として何をしてあげたらいいのかを把握して、対応していました。今は人数が多くなったのでそれはできませんが、代わりに全社員の日報を毎日読み込んで、変化の兆しを少しでも見つけたら直接働きかけるようにしています。
――それをやるのはなかなか大変そうですね。
大変ですよ。しかし効果はあります。私は人を育てることが趣味のようなところがあるのでできていますが、普通はできないでしょうね。人育ては我慢と忍耐の連続です。人と深くかかわろうとすると「なぜやらないの?」と腹が立つことが増えますが、そのときに自分の感情ではなくいかに相手の成長にフォーカスできるかが勝負です。会社の利益のためだったらそこまではできないと思います。いま、後輩の経営者が同じことをやろうとしていますが、最初はかなり苦しそうですね。
ーーーーーー以上記事一部抜粋ーーーーーー
『人材を磨く経営 中小企業は社員の個性を活かして伸ばす』(鈴木康仁[著]/幻冬舎)
ひとつでも光る個性があれば徹底的に磨いて伸ばす!
20年で社員数300名、グループ年商100億円を達成させた
物流商社代表が実践する人材採用と育成方法
「人材採用」および「人材育成」は、多くの中小企業経営者にとって悩みの種です。
一般的に優秀とされる高学歴の人材などは大手が囲い込んでしまい採用そのものが難しい
のに加え、ようやく採用した人材を定着させ、戦力として育成するのは至難の技です。
こうしたなか本書の著者は、「中小企業においては将来、成長する可能性のある原石を
見つけて採用し、『人材を磨く』ことに注力すべきだ」と主張します。
粗削りでもいいので一つでも光る個性を見つけ、その個性を伸ばすことに経営者
自らが率先して取り組むのです。
著者は2002年に物流商社を創業し、約20年間で社員数300人、年商100億円の
企業グループに成長させました。起業当初は中途採用のみでしたが、2011年から
新卒採用を開始して人材を磨くことに注力したところ、会社の売上は目に見えて
伸びました。学歴も性格も入社に至った背景もさまざまで、いずれも非常に個性的ながら、
会社の成長を支える人材に育っているといいます。
本書では、中小企業における人材採用と人材育成の基本的な考え方を整理したうえで、
著者が行ってきた「可能性を秘めた人材の見極め方」や「人材の磨き方」について
解説します。採用の基準や面接時の具体的な取り組み、個性を伸ばすための独自のルール
や仕組みなどが盛り込まれています。
会社の成長を支える原石をどうやって見つけ、そして磨くのか――
人材確保に悩む中小企業経営者にとって、課題解決のヒントとなる一冊です。
著者
鈴木康仁
https://twitter.com/wadainohon_com/status/1683306151222575104
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