能代ロケット実験場を有する秋田県能代市では、「宇宙のまち能代」として宇宙関連事業による地域活性化の取り組みを行っています。本年度も取り組みの一環として、8月12日(土)~8月25日(金)を「のしろ宇宙ウィーク」として設定し「第19回能代宇宙イベント・のしろ銀河フェスティバル2023」を開催します。
市内各所で宇宙に関するイベントが開催される他、大学生が開発するロケットの打ち上げとしては、国内最大規模の600名が集まる競技大会が実施され、一般公開日はライブ配信も予定しています。「宇宙のまち」能代市で、ぜひ最先端の宇宙技術を体験してください。
■概要
〇 能代宇宙イベント
能代市で毎年8月中旬に行われる日本最大規模の学生/社会人によるロケット打上及び自律ロボット制御のアマチュア大会です。
ハイブリットロケットと呼ばれる爆発物を使わない全く新しいタイプのロケット打上や缶サットと呼ばれる自立制御型のロボットが気球から落下され目的地を目指す競技などが行われます。
新型コロナウイルス感染症の蔓延を機に規模を縮小し実施していましたが、本年度は4年ぶりに開会式・懇親会を含めた完全水準での実施となります。
参加する学生は秋田県外からも大勢訪れ、2023年度は 66チーム、600名を超える大学や団体が参加予定です。また、8月20日には一般公開とライブ配信を予定しており、本年度も更なる盛り上がりを見せています。
〇 のしろ銀河フェスティバル
本イベントは平成23年の「はやぶさ帰還カプセル特別展示」を契機として、平成24年からイベント開始しました。今年度はJAXA職員による宇宙学校スペシャル、実験場見学ツアー、ペットボトルロケット工作・打上大会などを予定しており、小学生から大人まで、宇宙に興味のある人なら誰もが楽しめるイベントとなっています。
昨年度、新型コロナウイルス感染症により中止していた本イベントが復活し多くの方にご来場いただきました。「宇宙のまち能代」の一大イベントに、今年もぜひ皆様のご来場をお待ちしています。
■イベント内容
【名称】
第19回能代宇宙イベント
のしろ銀河フェスティバル2023
【主催】
一般社団法人あきた宇宙コンソーシアム
のしろ銀河フェスティバル実行委員会
【日程】
のしろ銀河フェスティバル2023:8月12日(土)~8月20日(日)
第19回能代宇宙イベント :8月17日(木)~8月25日(金)
※能代宇宙イベントの一般公開は8月20日となります。
【開催場所】
〇 能代宇宙イベント
・能代宇宙広場
・落合浜海水浴場跡地
〇 のしろ銀河フェスティバル
・能代ロケット実験場
・イオン能代店
・能代エナジアムパーク
・サイエンスパーク
・能代市子ども館
【イベント内容】
〇 能代宇宙イベント
・ハイブリッドロケット陸打上、海打上、缶サット競技大会
・中学生モデルロケット 秋田県大会
〇 のしろ銀河フェスティバル
・宇宙学校special
(8月19日開催 場所:能代ロケット実験場)
・ノシロリオン・超神ネイガーコラボショー
(8月14日開催 場所:イオン能代店)
・VTuber宙彩しろん×星のおねえさん『ほしぞら』のお話会
(8月19日・20日開催 場所:能代エナジアムパーク)
・ペットボトルロケット工作・打上大会
(8月12日開催 場所:サイエンスパーク・能代市子ども館) ほか
【イベントURL】
・公式HP
〇 能代宇宙イベント http://www.noshiro-space-event.org/
〇 のしろ銀河フェスティバル https://noshiro-gf.com/
■能代市の宇宙関連事業の取り組み
能代市では、能代ロケット実験場、能代市子ども館の宇宙関連展示等の全国に誇れる地域資源を生かし、「宇宙のまち能代」を全国に情報発信するとともに、宇宙関連の人材育成及び関係・交流人口の増加など、宇宙関連事業を通した地域の活性化を図ることとしています。
具体的には本市出身のクリエイターであるにしむらゆうじ氏原作“宇宙なんちゃら こてつくん”との連携によるプロモーションや、のしろ宇宙ウィークの実施、JAXAとの宇宙科学に関する連携協定等を通して、「宇宙のまち能代」としての取り組みを積極的に行っています。
能代市子ども館では宇宙をメインテーマにしたロケットや衛星の展示をしており、子供たちが身近に宇宙を感じられることも特徴の一つです。
■秋田県能代市について
能代市は、秋田県北西部に位置し、北に世界自然遺産白神山地を望み、西に日本海と風の松原が広がるほか、地域を潤す一級河川の米代川、四季を彩るきみまち阪等、美しく豊かな自然に恵まれています。また、能代港は重要港湾に指定され、エネルギー港湾として発展、秋田県北部に展開するエコタウン構想や高速道路の開通と相まって、産業物流等の拠点として期待が高まっています。令和2年には港湾法における「海洋再生可能エネルギー発電設備等拠点港湾(基地港湾)」として国の指定を受け、地耐力を強化した岸壁等の整備、洋上風力発電の事業化が進められています。