プレスリリース

株式会社すばる舎が14歳から考えたいナチ・ドイツの新刊を発売

株式会社すばる舎(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:徳留慶太郎)は、「14歳から考えたい」オクスフォード大学出版“A Very Short Introduction”シリーズ第5段として『14歳から考えたい ナチ・ドイツ』 を8月4日に発売。

オクスフォード大学出版“A Very Short Introduction”シリーズは1995年に始まり、現在も続々と新たなトピックを世に送り出している知的教養シリーズ。すばる舎では「14歳から考えたい~」シリーズとして主に「人権」に関する著作を取り扱います。

内容

第一次世界大戦末期の帝政ドイツの滅亡から、ヴァイマル共和制を経て、ナチ・ドイツの誕生から終焉まで、ドイツがたどった道筋をナチ党の台頭と重ね合わせながら見ていく本。ナチ党が用意周到に独裁体制を築いていく様子や周辺国への侵略、ユダヤ人への迫害、国民はそうしたことをどう受け止めていたのかなどがよくわかる。

目次

Chapter 1 ヒトラー神話/Chapter 2国民社会主義/Chapter 3 ミュンヒェンからベルリンへ(ヴァイマルを経由して)/Chapter 4 権力/Chapter 5 フォルクスゲマインシャフト――共同体と排除/Chapter 6 フォルクスゲマインシャフト――統制と帰属/Chapter 7 戦争への準備/Chapter 8 戦争/Chapter 9 テロからジェノサイドへ/Chapter 10 過去を受け入れて

書籍概要

発行   :株式会社すばる舎
著者   :ジェーン・キャプラン
翻訳者  :藤井美佐子
監修者  :熊野直樹
版形   :四六判
頁数   :304ページ
ISBN :978-4-7991-1160-4
Cコード :0030
価格   :本体2000円+税

著者略歴

◆Jane Caplan(ジェーン・キャプラン):著者
オックスフォード大学現代ヨーロッパ史名誉教授、同大学セント・アントニーズ・カレッジ名誉フェロー、ロンドン大学バークベック校客員教授。専門分野は、ナチス・ドイツの歴史、近代ヨーロッパにおける個人識別の技術の歴史など。共著に、Concentration Camps in Nazi Germany: The New Histories(2009), Nazism, Documenting Individual Identity: The Development of State Practices in the Modern World(2001), Fascism and the Working Class(1995)などがある。  

◆藤井美佐子(フジイ ミサコ):翻訳者
翻訳者。訳書に『食糧の帝国』『セルデンの中国地図』『共食いの博物誌』(太田出版)、『海辺の幽霊ゲストハウス』『150歳の依頼人』(東京創元社)、『若い読者のための科学史』(すばる舎)など。

◆熊野 直樹(クマノ ナオキ):監修者
九州大学大学院法学研究院教授。専門分野は、ドイツ現代政治史、独亜関係史。著書に『ナチス一党支配体制成立史序説—フーゲンベルクの入閣とその失脚をめぐって』(法律文化社)、『麻薬の世紀—ドイツと東アジア 一八九八-一九五〇』(東京大学出版会)など。

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