プレスリリース

発達アプローチによる自閉症児のことば育成法を紹介した新刊のご案内

株式会社ぶどう社(所在地:東京都世田谷区、代表者:市毛 未知子)は、新刊『自閉症児のことばを育てる発達アプローチ』(著者:矢幡 洋)を2023年10月6日に発売いたします。

定価2420円(本体2,200円) A5判・208ページ

●内容

発達アプローチは、アメリカでABA(Applied Behavior Analysis:応用行動分析)に次ぐ大きな影響力がある自閉症療育です。定型発達児の発達過程をモデルにして、成長段階(ステージ)を想定します。自然な場面で学習することを重視しているため、ことばや社会性を伸ばすハウツーとして非常に優れていて、家庭の日常の中で実施しやすい療育方法です。そして、“楽しいこと”が特徴です。本書は、独自に成長段階を設定した発達アプローチで、成長に合わせた自閉症児のことばを伸ばすための療育方法を紹介!

1部・従来の療育に工夫を加えて、より「ことばが伸びる」方法を。

1部 従来のアプローチに工夫を加えて自閉症児の“ことばを引き出す”

1 いっぱい話しかける・話しかけは単語数とタイミングで効果が決まる

2 音声模倣音・声模倣が難しい子には新しい音が自然に出る工夫を

3 絵カード・絵カードに頼らずにことばを増やす

4 絵本・絵本を理解しながらことばを増やす

5 ほめる

6 今日は何があったの?

2部・6つのステージの基本と特徴、「その手があったか!」逆転の発想のアプローチ方法を。

2部 “発達アプローチ”6ステージの基本理解と逆転の支援

・1章 ことばのない段階

第1ステージの基本と特徴の理解 非言語段階

逆転の支援(1)ジェスチャー法・“非言語的コミュニケーション”(ジェスチャー)を引き出す

第2ステージの基本と特徴の理解 クレーン段階

逆転の支援(2)要求法・“最初の一言”を引き出す

・2章 単語的な発話段階

第3ステージの基本と特徴の理解 単語段階

逆転の支援 (3)お邪魔法・“動詞”を増やす

第4ステージの基本と特徴の理解 二語文段階

逆転の支援 (4)選択肢法・“ことばのキャッチボール”を引き出す

逆転の支援 (5)ハプニング法・“自発的な会話”を引き出す

・3章 会話ができる段階

第5ステージの基本と特徴の理解 文法段階

逆転の支援(6)ブロック法・“文法表現”を身につける

第6ステージの基本と特徴の理解 会話段階

逆転の支援(7)キーワード法・“わかりやすい”話者になる

●著者

矢幡 洋(やはた よう)

臨床心理士・1958年東京生まれ。京都大学文学部心理学専修卒、東京大学学際情報学府卒。自閉症児の言語発達をテーマにして修士号取得。40冊以上の著作を出版し、『数字と踊るエリ』(講談社)は第33回講談社ノンフィクション賞の最終候補となる。テレビ出演多数。

【書籍概要】

発行  :株式会社ぶどう社

著者  :矢幡 洋

版形  :A5判

頁数  :208ページ

ISBN  :978-4-89240-256-2

Cコード:0037

定価  :2,420円(税込)

<販売サイト>

Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4892402567