◆勉強のやる気がすぐ起きて→ずっと続く3つのステップ
今回のテーマは「モチベーション」です。
共通テストの願書締切日が迫り、今年の受験ムードも少しずつ高まってきた今日。
しかし、現代の受験生はスマートフォンをはじめ誘惑も多く、机に向かっても集中できないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
著者の西岡さんも、受験生時代は「モチベーション」に悩まされてきました。
偏差値35から東大をめざすも、現役では不合格、一浪でも不合格。
後がない状況に置かれたことで、これまでの勉強法を見直した結果、やる気を起こして、それを維持する方法を見つけ出し、見事、東大合格を果たします。
その方法は、たった3つのステップ。
①やること整理
②ジャマの除去
③振り返り
この3つで、「なかなか勉強が続かない」が「100%続く」に変わります。
ぜひ、本書を読んで確かめてみてください。
◆「やりたくないこと」をやる力は「テクニック」
僕もずっと、勉強が嫌いでした。勉強なんてずっとやりたくないと思っていたし、だからこそ偏差値35でした。
実は東大生も一緒なんです。
意外かもしれませんが、東大生も、別に「勉強が好き」とは考えていないんです。
東大生だって、中高時代に勉強が好きだった人は少ないです。やる気が出ないし、やりたくないと思っていたのです。
それでも、彼ら彼女らは長い時間勉強して、東大に合格しています。
やる気がないのに、なぜ勉強を続けられたのでしょうか?
「やる気がなくても動ける方法」を知っているからです。
受験をすることになったとき、いろんな頭のいい人のやり方を学ぶことになりました。
その中で気づいたことは二つ。
一つは、頭のいい人・結果を出している人は、自分の「やる気」「モチベーション」をうまくコントロールして、「やりたくないこと」とうまく向き合っているということです。
そしてもう一つは、その向き合い方は、「技術=テクニック」であって、生まれつきの天性のものではないということです。
テクニックだから、マネすれば誰でも同じように、やりたくないことでも楽しんで、結果を出すことができる。
僕は受験を通して、さまざまな東大志望の友達と出会って、そのテクニックをマネすることができるようになりました。
その結果、東大に合格することができました。
どんなにいい方法を知っていたとしても、どんなにいい授業を受けていたとしても、みなさんが「やりたくない」と思っているうちは、絶対に成績は上がりません。
ちょっとした工夫を使って、「やろう」という気になれるようにすること。
これが重要なのです。 この本を読んで、みなさんが「やろう」という気になれるようになれば、こんなにうれしいことはありません。
【目次】
第1章 勉強する自分になるためにはどうしたらいい?
第2章 【ステップ1】「勉強前」にやることを整理する ―勝手にやる気が出る環境を作ろう
第3章 【ステップ2】「勉強中」のジャマを取り除く ─ 一度出たやる気を持続させる方法
第4章 【ステップ3】「勉強後」に振り返る ─やる気がずっと続く自分を作ろう
第5章 【ステップ+α】緊張しない自分になる ─「不安」と「迷い」をゼロにして受かる自分になる方法
第6章 受験生からの質問にぜんぶお答えします!
【著者プロフィール】
1996年生まれ。株式会社カルペ・ディエム代表。偏差値35から東大をめざすも、現役で不合格、一浪で不合格と、2年連続で不合格。後がない状況に置かれたことで、これまでの勉強法を見直した結果、偏差値70、東大模試で全国4位になり、見事、東大合格を果たす。
東大に合格した勉強のしかたや、やる気を起こしてキープするノウハウなどを、全国の学生や学校の教員に伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。現在、全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教員向けに指導法のコンサルティングを行っている。
YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1.2万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。
著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも、東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラー。『偏差値35から東大に合格してわかった 頭がいい人は○○が違う』(日経BP)他多数。
【書誌情報】
定価:1,650円(税込)
判型:46判
体裁:並製
頁数:240頁
ISBN:978-4-7612-3102-6
発行日:2023年10月4日
https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761231026
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