プレスリリース

分光計器株式会社、国際スマート農業展示会に出展 植物の環境ストレス検知技術を紹介

光計測のニッチの分野において、独自の分光計測技術を基にした特注光計測機器の製造販売を行う分光計器株式会社(所在地:東京都八王子市、代表取締役:片倉 啓一)は、千葉県・幕張メッセで、2023年10月11日(水)から10月13日(金)に開催される展示会「第13回 農業WEEK AGRI WEEK TOKYO(主催:RX Japan株式会社)」の「国際 スマート農業EXPO」に出展します。

期間中は、植物の環境ストレスによって起きる酸化障害のSOS信号を検知できる技術と活用例を紹介致します。

「第13回 農業WEEK AGRI WEEK TOKYO」

詳細: https://www.agriexpo-week.jp/tokyo/ja-jp.html

■展示概要

分光計器株式会社は、2015年12月から、神戸大学 三宅 親弘教授率いる研究チーム[JPMJCR15O3]※1に参加し、環境要因をトリガーとして、植物体内で引き起こされる酸化障害の危険性を検知できる技術開発※2を行いました。チームの成果として、植物の酸化障害の度合いを示す指標を見出し、その信号値を“ROS(活性酸素)マーカー”と名付けました。このROSマーカーは、植物の栄養欠乏、低温障害、強い日照や乾燥によるストレスを反映し、植物自身が受ける環境ストレス指標として考えられます。

今回の展示で、我々はROSマーカー計測技術を紹介します。スマート農業を実現するために重要となる情報(環境情報、作業や作物管理データ、植物生理情報)の内、最も情報化が進んでいない植物自身の生理情報を把握するセンサデバイスという位置づけです。研究開発者から農業事業者、プロ・アマチュア園芸家、趣味で植物を育てて楽しむ方まで、開発中の本技術を知っていただくことで、皆様と未来につながる製品作りの話ができればと考えています。

ROSセンサデバイス

※1 「科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 [JPMJCR15O3]

<CREST研究領域>

環境変動に対する植物の頑健性の解明と応用に向けた基盤技術の創出

<研究課題>

活性酸素生成抑制システムの非破壊評価系の確立とフィールドへの応用

<詳細>

https://www.jst.go.jp/kisoken/crest/project/1111090/15666034.html

<研究内容動画>

https://www.jst.go.jp/kisoken/crest/research/activity/1111090/summary_03.html

※2 特許出願

PCT/JP2021/41742

【展示品目】

・[コンセプトデザインモックアップ]

今後の製品制作をイメージした模型

・[研究向けプロトタイプ計測機器(ROS Field Master:RFM3)]

当社独自の光計測技術より植物の酸化障害のSOS信号の指標となるROSマーカー値を検知する機器。(詳細URL: https://www.bunkoukeiki.co.jp/rfm )

・[研究向け耐性選抜用LED光源(パルス照射装置)]

植物自身の葉にLEDを取り付けて、活性酸素を葉内部に生成できる光源。

使用シーン:酸化障害耐性の診断や品種間差の探索に活用。

■概要「第13回 農業WEEK AGRI WEEK TOKYO」

開催日時: 10月11日(水)~10月13日(金) 10:00~17:00

会場  : スマート農業EXPO ブース番号「5-38」

      〒261-8550 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1 幕張メッセ

アクセス: JR京葉線『海浜幕張駅』から徒歩約5分 (東京から快速利用で約30分)

      ※JR京葉線『幕張豊砂駅』からは徒歩約20分

参加費 : 事前の申し込みで無料

申込方法: WEBページより申込

主催  : RX Japan株式会社

詳細URL : https://www.agriexpo-week.jp/tokyo/ja-jp.html

■会社概要

商号  : 分光計器株式会社

代表者 : 代表取締役 片倉 啓一

所在地 : 〒192-0033 東京都八王子市高倉町4-8

設立  : 1977年9月

事業内容: 分析機器・科学計測機器・光計測機器の製造販売

資本金 : 3,500万円

URL   : https://www.bunkoukeiki.co.jp/

【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】

分光計器株式会社 お客様相談窓口

TEL:042-646-4123

お問い合わせフォーム: https://www.bunkoukeiki.co.jp/contacts_J.html