ライトハウス企画・制作・主催、『てぃんさぐぬ花』が2023年11月14日 (火) ~2023年11月19日 (日)に中野テアトルBONBON(東京都中野区中野3-22-8ザ・ポケット2F)にて上演されます。
チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。
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カンフェティにてチケット発売中
http://confetti-web.com/thinsagunu
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公式ホームページ
https://www.thinsagunu.com/
【企画意図】プロデューサー 恩蔵良治
長年、出版・音楽・演劇のプロデュースをしてきた。演劇は亡き市原悦子協力のもと劇団「おへんちき」を立ち上げ、小劇場にて開催。
その後、五大路子が主宰する「横浜夢座」にて6 年間プロデューサーとして数々の公演を開催してきた。舞台制作は、今回15年ぶりになる。
沖縄とのご縁は47年前からである。その後、沖縄には何度も行っており、歴史・文化・自然にずっと興味を持っている。
石垣島に(かつてない独特の)公園を作ろうと企画するが、これは挫折。
沖縄に関係する舞台を作りたいという希望は、ずっと持っていた。
脚本家の香取さんとは長年の付き合いがあり、今回、書き下ろしてくれた。
演出家の田丸さんは、主役の外間さんからの紹介である。
今回のキャストは、オーディションで選ばれた方々を含め、ユニークな人達ばかり。
きっと素晴らしい舞台になるだろう。
その後、五大路子が主宰する「横浜夢座」にて6 年間プロデューサーとして数々の公演を開催してきた。舞台制作は、今回15年ぶりになる。
沖縄とのご縁は47年前からである。その後、沖縄には何度も行っており、歴史・文化・自然にずっと興味を持っている。
石垣島に(かつてない独特の)公園を作ろうと企画するが、これは挫折。
沖縄に関係する舞台を作りたいという希望は、ずっと持っていた。
脚本家の香取さんとは長年の付き合いがあり、今回、書き下ろしてくれた。
演出家の田丸さんは、主役の外間さんからの紹介である。
今回のキャストは、オーディションで選ばれた方々を含め、ユニークな人達ばかり。
きっと素晴らしい舞台になるだろう。
【STORY】
お盆の前日、アメリカで挫折した高良家の長女ルカが地元沖縄に戻ってくる。
そこで、三線の音や豊かな自然、そして互いに助け合い補い合うことを大事にする沖縄の人たちの人情に久々に触れる。昔と変わらぬままだ。
また、お盆で帰ってきた亡き母や先祖とも再会する。
更に、養父との確執も、お互いの誤解の上に成り立っていたことがわかり、深い愛情を感じる。
あの世もこの世も楽しからずや。
そこで、三線の音や豊かな自然、そして互いに助け合い補い合うことを大事にする沖縄の人たちの人情に久々に触れる。昔と変わらぬままだ。
また、お盆で帰ってきた亡き母や先祖とも再会する。
更に、養父との確執も、お互いの誤解の上に成り立っていたことがわかり、深い愛情を感じる。
あの世もこの世も楽しからずや。
コメント
脚本家 香取俊介
【沖縄には未来がある】
沖縄を舞台にした脚本の執筆を頼まれたとき、「戦争の後遺症」と「歌の力」を織り交ぜたら面白いものになるかと思い、その線でプロットを考えたのですが、主催者サイドから、戦争の話はいれず、沖縄を舞台にした広義の「ホームドラマ」にできないかとの注文。沖縄戦の実態については確かに多くの人が書き残しているし、それより今の沖縄が面白いと聞いて資料を読み込んでいるうち、沖縄人がことのほか大事にする「旧盆」の行事に興味を覚えました。ただ、沖縄語や沖縄文化について、まるで無知であったもので、細部の描き方に苦労しました。随所にコロスをいれ、音楽を多用することで、僕としては出口がみつかったと思っています。それにしても、沖縄独特の習俗、風習等々、独特であり、興味深いですね。本土に生きる日本人が失った貴重な「文化遺産」が、ここにまだ生きている、と改めて実感。沖縄および琉球列島の「今」を舞台に、もう一本描きたくなりました。
沖縄を舞台にした脚本の執筆を頼まれたとき、「戦争の後遺症」と「歌の力」を織り交ぜたら面白いものになるかと思い、その線でプロットを考えたのですが、主催者サイドから、戦争の話はいれず、沖縄を舞台にした広義の「ホームドラマ」にできないかとの注文。沖縄戦の実態については確かに多くの人が書き残しているし、それより今の沖縄が面白いと聞いて資料を読み込んでいるうち、沖縄人がことのほか大事にする「旧盆」の行事に興味を覚えました。ただ、沖縄語や沖縄文化について、まるで無知であったもので、細部の描き方に苦労しました。随所にコロスをいれ、音楽を多用することで、僕としては出口がみつかったと思っています。それにしても、沖縄独特の習俗、風習等々、独特であり、興味深いですね。本土に生きる日本人が失った貴重な「文化遺産」が、ここにまだ生きている、と改めて実感。沖縄および琉球列島の「今」を舞台に、もう一本描きたくなりました。
演出 田丸一宏
もう20年近くも前のことになりますが、「もったいない」という言葉が日本語しかない美しい言葉として世界中に知られる出来事がありました。日本人である私たちは当たり前として使っていた言葉です。僕は今回の作品を演出することになるまでは沖縄に行ったこともなく、沖縄のことは何も知りませんでした。沖縄のことを勉強し、沖縄へ行って現地の人と話しをしたり、沖縄出身の出演者の方達とディスカッションを重ねていく中で、沖縄には「もったいない」に値するような、本土の人間には思いもよらない美しい言葉が沢山あることを知りました。この作品にはそういう言葉が散りばめてあります。その言葉をどのようにお客様に伝えるのか、俳優たちにとっても僕にとっても大きな課題です。沖縄の精神のようなものを言霊に乗せて表現できれば……と思っています。
外間愛彩
沖縄は「あの世」と「この世」の距離が非常に近く、帰ってきた家族の魂、そして現世に生きる家族に会えるお盆を一年で最も大事にしています。その日は “ ちむぐくる ” で繋がれていく沖縄人らしい人柄や伝統を大事にする風習を感じる時でもあります。
わたしが演じる高良ルカは、久しぶりに故郷のお盆にふれ、本当の自分を探していきます。
ちゃんと見ていなければ気づかない。
「本音で、本気で、心を傾ける」
今、失われそうになっているものを大切にし続ける島の人達の魂を、是非劇場でお楽しみください。
わたしが演じる高良ルカは、久しぶりに故郷のお盆にふれ、本当の自分を探していきます。
ちゃんと見ていなければ気づかない。
「本音で、本気で、心を傾ける」
今、失われそうになっているものを大切にし続ける島の人達の魂を、是非劇場でお楽しみください。
藤木志ぃさー
沖縄のお盆はなかなか独特である。島の諺に「グソーヤアマダイヌシチャ」というのがあるが、それを日本語に直すと「あの世は雨だれの下」要するに「あの世は軒先にある」というぐらいあの世とこの世が近い島なのだ。だから、旧暦で行われるお盆はあの世から帰ってくる魂を迎えるという事で、正月以上に祖先崇拝が土着教として根づく沖縄では大事にされているのである。そんなお盆に、アメリカから自分探しの旅を道半ばにして、母の新盆のために帰ってきた主人公、半分アメリカ人の血が流れるルカは、育ての父との確執や島独特のしがらみや風習とどう対峙し、そして多くのあの世から帰って来た魂とも対峙しながら自分を取り戻していくのか?稽古を重ねているうちにわかったが、どうやらこの物語はコメディだ。
増澤ノゾム
沖縄の人による、沖縄のココロに触れた芝居。
稽古のたびにそんな感じがします。主演の外間愛彩さん、その父の藤木志ぃさーさん、他にも沖縄出身の方々がたくさんいるカンパニー。稽古場に溢れる沖縄言葉。稽古の合間に伺う沖縄の話、沖縄人(うちなんちゅー)の価値観に、いつも眼から鱗が落ちる思いです。
僕は放浪の果てに沖縄にたどり着いた根無し草の男の役ですが、彼もまたそんな沖縄の方々との出会いを経て「ここを故郷にしよう!」と思ったのかもしれません。
「沖縄のお盆は、あの世に行ったヒトばかりじゃなく、現世のヒトとの新しい出会いの場所でもあるわけさ」まさにこの舞台は「出会い」の面白さを体現したようなカンパニーです。私たちが「家族」になって、次に私たちとお客様「家族」になって、その「家族」の輪が広がっていく。そんな力を持った舞台だと確信しています!
稽古のたびにそんな感じがします。主演の外間愛彩さん、その父の藤木志ぃさーさん、他にも沖縄出身の方々がたくさんいるカンパニー。稽古場に溢れる沖縄言葉。稽古の合間に伺う沖縄の話、沖縄人(うちなんちゅー)の価値観に、いつも眼から鱗が落ちる思いです。
僕は放浪の果てに沖縄にたどり着いた根無し草の男の役ですが、彼もまたそんな沖縄の方々との出会いを経て「ここを故郷にしよう!」と思ったのかもしれません。
「沖縄のお盆は、あの世に行ったヒトばかりじゃなく、現世のヒトとの新しい出会いの場所でもあるわけさ」まさにこの舞台は「出会い」の面白さを体現したようなカンパニーです。私たちが「家族」になって、次に私たちとお客様「家族」になって、その「家族」の輪が広がっていく。そんな力を持った舞台だと確信しています!
公演概要
『てぃんさぐぬ花』
公演期間:2023年11月14日 (火) ~2023年11月19日 (日)
会場:中野テアトルBONBON(東京都中野区中野3-22-8ザ・ポケット2F)
公演期間:2023年11月14日 (火) ~2023年11月19日 (日)
会場:中野テアトルBONBON(東京都中野区中野3-22-8ザ・ポケット2F)
■出演者
外間愛彩 藤木志ぃさー 増澤ノゾム
シーサー玉城 真嶌美緒 長島翼 平良太宣 一ノ清まこと
高橋喜代枝 依田達哉 川平花 白石翔太 小嶋佳乃子 田中愛理
■スタッフ
脚本:香取俊介
演出:田丸一宏
舞台監督:大山慎一
照明:関嘉明
音響:兼坂香弥
演出助手:松永彩羽
宣伝写真:PERRY HOKAMA
宣伝美術:穂積由紀夫
琉球舞踊指導:諸見喜子
沖縄ことば指導:藤木志ぃさー
後援:東京沖縄県人会
企画・主催 :ライトハウス
■公演スケジュール
11月14日(火)19:00
11月15日(水)14:00/19:00
11月16日(木)14:00/19:00
11月17日(金)14:00/19:00
11月18日(土)14:00/19:00
11月19日(日)12:00/16:00
※開場は開演の30分前
■チケット料金
前売:5,000円
当日:5,500円
(全席自由・税込)