クーラーない、テレビもない、ゴミ箱もないので出したごみは持ち帰り。ないない尽くしで不便過ぎるのにリピート率ほぼ100%の、手づくり森の宿 いろり~な(滋賀県甲賀市信楽町牧1-130)にて、食材を余すところなく使う「もったいないがない」料理教室を、令和5年11月19日(日)に開催します。
【アレもない、ソレもない。ないない尽くしの宿】
信楽高原鐵道の無人駅「紫香楽宮跡(しがらきぐうし)駅」下車、舗装されていない森の道を奥へ400メートルほど歩いたところに当宿はあります。お客様用駐車場もないので、駅からは歩いてくるようお願いしています。森の中にポツンとたたずむ古民家風の日本家屋の引き戸を開けると、吹き抜けの大広間があり、オープンキッチンの食堂を兼ねた談話室には、宿唯一の暖房器具の薪ストーブが。
1階と2階に4畳半~8畳の客間が計4部屋。各部屋にはクーラーも暖房器具もない。テレビもゴミ箱もない。また、電波もほとんど届かない。水道も通っていないので、井戸水や山から引いた水を使用しています。唯一お湯の出るお風呂は、太陽光で温めたものを利用しています。森の中なので、多種多様な虫が出没します。時にはマムシまでも!
【リピート率ほぼ100%、そのヒミツとは!?】
そんな不便な宿なのに、定期的に集まるグループや月に1度は泊まりに来る熱烈なファン、さらに海外からのお客様も多くいらっしゃいます。色んなものがないからこそ、自然を感じたり、宿主やほかの宿泊客との触れ合いを楽しんだりすることができます。リピーターからは「寒い季節以外は窓が解放されて、動物たちの声、木々の奏でる音、森の香りの混じる柔らかい自然の風、すべてが心地いい」「スマホが使えないからこそ、人とのコミュニケーションの時間が豊富にある。ありのままの私を包みこんでくれる宿主さんと話がしたくて来ている」という声が聞かれます。
また、宿で提供する創作料理も人気の一つ。家庭菜園や地元の農家さんの作る野菜を中心に旬の食材が楽しめ、特に摘みたて茶葉の天ぷらやエゴマの天ぷらはとても人気です。ベジタリアンやビーガンにも対応しています。食事は談話室の大きなテーブルでみんな一緒に大皿でいただきますが、一旦取り皿に取った食べ物のお残しは許されません。
【元小学校教師、38歳で宿のスタートを決意】
切り盛りするのは元小学校教師の50代の女宿主。15年間教師を続けましたが、子どもたちと関わることは楽しいけど何のおもしろみのない自分の将来にこのままではダメだと思い、38歳の時に見聞を広めるために旅に出ました。日本全国あちこちの宿に泊まり、人との交流ってなんて楽しいんだろう、こんな風に人に幸せを感じてもらえる仕事っていいなと思い、宿を営もうと決心しました。水道も下水もない森の中で、生い茂る木々をのこぎりで伐採するところから自分で手掛け、知人の宮大工さんや協力してくれる友人とともに可能な限り手づくりにこだわり、2011年12月に開業しました。
宿づくりの紆余曲折をブログにつづり、それを見ていたフォロワーさんが完成を待ちわびて駆けつけてくれました。その後もリピーターや口コミで訪れる宿泊客に支えられ、今年で丸12年を迎えることができました。宿主より「日常のしがらみを忘れて気分転換やリフレッシュをして、そして人と人の交流で思い出を作ってくれたらうれしいです。」
コロナ前には定期的に行っていた料理教室をこの度久しぶりに開催。今回は、食材を余すところなく使い切る「もったいないがない」をテーマにしたメニューを伝授します。
《民宿概要》
名称 :手づくり森の宿 いろり~な
所在地 :滋賀県甲賀市信楽町牧1-130
電話 :090-5647-8697 (宿主:宮田)
宿泊料金:1泊夕食付 おひとり税込5,500円~(8:30からの朝食サービス有り)
その他 :支払方法は現金のみ。
バスタオルや室内着、歯ブラシセット等の提供はありません。
Facebook https://www.facebook.com/profile.php?id=100004732960396
インスタグラム https://www.instagram.com/miyata1mimt/
ブログ https://ameblo.jp/irorina1017/
ホームページ https://irorina1017.amebaownd.com/
《もったいないがない料理教室》
日時 :令和5年11月19日(日) 11:00~14:00
場所 :手づくり森の宿 いろり~な
参加費:3,300円(税込) 材料費・昼食込み
※申し込み、お問い合わせは宿主・宮田まで