プレスリリース

再生可能エネルギーの非化石証書が小売電気事業者へ販売開始!属性情報も明示された新販売方法を導入

株式会社ユーラスエナジーホールディングス(本社:東京都港区、以下「当社」)は、今般、当社グループの風力発電所で生まれた再生可能エネルギー電力が持つ非化石価値を証書化したトラッキング付き「非FIT非化石証書※1」を、国内最大の電力先渡しマーケットを運営する株式会社enechainのマーケットプレイスを通じ、小売電気事業者へ販売いたしました。

非FIT非化石証書の販売方法としては、大きく分けて、日本卸電力取引所が開設している高度化法義務達成市場オークションにおいて売り入札する方法と、小売電気事業者等へ相対販売する方法の2通りがあります。このうち、後者の方法では、単なる非化石価値だけに留まらず、風力発電、当社グループが所有する電源、あるいは特定の地域に所在する発電所といった、非化石価値が由来する電源についての属性情報(トラッキング)についても販売先にご評価いただける可能性がありますが、その取引は限定的であったため、特定の属性情報を求める小売電気事業者等のニーズとのマッチングに課題がありました。

このような状況を打開すべく、今般、当社は株式会社enechainより協力を得て、同社が運営するマーケットプレイスにて、証書に付与する電源の属性情報を予め明示したうえで複数の小売電気事業者へ購入を募る販売方法を新たに導入いたしました。

その結果、2023年4月に行った販売では、予定数量を超える量の購入希望をいただき、予め定めた手順に基づき決定した販売先様との間で、当社グループが所有・運営する発電所※2の非FIT非化石証書について、販売契約の締結及びトラッキング手続きの実施まで至ることができました。

今回の結果を受け、2023年発電分の非FIT非化石証書につきましても、同様の方法にて販売を行う予定です。

当社グループでは今後も、「クリーンエネルギーの普及・拡大を通じ、地球環境保全の一翼を担う」という企業理念のもと、再生可能エネルギーが持つ魅力のアピール・価値化に至るまで工夫を行い、再生可能エネルギーの導入拡大を通じ、地球環境保全ならびに持続可能な社会づくりに貢献してまいります。

※1 2022年発電分、再生可能エネルギー指定あり、トラッキング付与あり

※2 ユーラス岩屋ウインドファーム(風力発電/青森県)、ユーラス伊達北黄金ウインドファーム(風力発電/北海道)、ユーラス遠別ウインドファーム(風力発電/北海道)、ユーラス天塩ウインドファーム(風力発電/北海道)、ユーラス浜頓別ウインドファーム(風力発電/北海道)