プレスリリース

株式会社tenkaiが「動検定義」のパイロット版をリリース、新規ITサービスの要件定義を支援

新規サービスのプロトタイプ支援を行っている株式会社tenkai(本社:東京都台東区、代表:白井 美樹)は、2023年6月28日(水)に、ITサービスの要件定義を支援するために、プロトタイプを作成しながら要件を検証するサブスクリプション型プロトタイプ開発サービス「動検定義(どうけんていぎ)」のパイロット版をリリースし、申込受付を開始いたしました。

動検定義サービスサイト: https://dou-ken.net/

ITサービス構築において、要件定義を外部事業者に委託しても、納品された要件が実際のサービスを正確に表しているか否かは、開発者ではない事業責任者や事業担当者が判断することは難しい現実があります。この要件が誤って定義されていると開発されたサービスと期待していたサービスが乖離してしまいます。

その乖離を防ぐために、「動検定義」は、まだ曖昧なサービスイメージを基にして、プロトタイプを作り、サービスのコア要素(必要なデータや機能、UX等)を理解する工程を提供します。これにより、事業責任者や事業担当者が、プロトタイプの開発工程を経ることでサービスの要件やコア要素を体得できます。

また、プロトタイプが完成した後に、成果を「要件定義書にまとめる」や、「継続してプロトタイプの延長上でβ版開発する」といったオプションを用意し、要件の体得から正式な開発へとシームレスに繋ぐことができます。

サービス内容に応じてプロトタイプ作成に関わる費用や期間を個別見積もりすると、社内決裁に時間がかかります。そのため、「動検定義」では一定の期間と費用でプロトタイプを作成するパッケージを提供します。設定された稼働枠内でUIデザインやシステム実装の稼働を調整しながら、アジャイル的な手法を用いて開発していきます。

まずは、Webアプリケーションを希望する一部のユーザ様に対し、「動検定義」サービスパイロット版を8週間の期間440万円(税抜)で提供いたします。このパイロット版の提供を入り口として、「動検定義」サービスの本格提供および拡大を目指してまいります。パイロット版の申込締め切りは2023年の7月末となっております。申込状況によって締め切りは早まる可能性があります。

「動検定義」

動検定義が必要な理由

■実際にプロトタイプを動かし検証して、要件を定義する

新サービス構築の担当者が直面する課題として、以下のようなものがあります。

・上層部から抽象的なサービス実現の指示が下される

・サービスの完成期限が予め設定され、スタートアップ企業並のスピードが求められる

・社内のITリソースは既存システムの対応に忙しく、新しいサービスの構築には割けない

これらの課題に対し、システム構築の専門知識がない担当者は、外部の専門事業者に要件定義を委託することが最善の選択と考えがちです。しかしながら、完成した要件定義が本当に実現したいサービスを表しているのかをその担当者が判断するのは難しい。

そこで「動検定義」のサービスは、プロトタイプを作ることでサービスに必要な要素を体得し、都度のレビューを通じてサービスの要件を固めることを支援します。

これにより、担当者が直面する課題の解決策となり、実現したいサービスの開発が促進されます。

「動検定義」は全工程オンライン上で実施されるため、時間や場所の制約なくサービスを享受することが可能です。

■動検定義の特徴1:プロトタイプを作る過程で作成すべきサービスが明確になります

<Step1>

ヒアリングを行い、タスク(ユーザ価値/機能)を一覧化

・サービスを俯瞰でき、サービスの全容が把握できます

<Step2>

上記タスクに優先度を設定

・コア技術、コア要素が理解できます

<Step3>

優先度に基づきプロトタイプのデザインと実装を実施

・プロトタイプを動かし、直感的にサービスを理解

<Step4(Step2〜4を反復的に継続実施)>

毎週プロトタイプのレビューの実施

・サービスを深く語り、考えることでサービスが明確になり構造を理解できる

・プロトタイプデモを用いて社内説明が捗る

サービスプロセス(ヒアリング〜タスク化)

サービスプロセス(アジャイル開発)

■動検定義のメリット2:費用・期間が固定されたオールインワンのパッケージで提供します

新サービスを構築する際には、企画・デザイン・プログラミングといった様々な専門スキルが必要です。これら全ての要素を社内で対応する場合には、コストがかかります。

「動検定義」では、予め週あたりの稼働量を決め、実施するタスクに応じ柔軟に当社のリソースを割り当てます。担当者はリソース調整に頭を悩ませることなく、随時更新されていくプロトタイプを基にしてサービスを考え続けることができ、サービスの理解が深まります。

また、「動検定義」は期間と費用が固定されたサービスであるため、社内決裁も通し易いというメリットがあります。仮に「動検定義」を用いずにプロトタイプ作成を外部委託しようとするなら、結局サービス内容を伝達してプロトタイプ作成に関する期間や費用の見積作成が決裁のために必要になり、規模が小さいながらも要件定義を行うことになり、エネルギーを必要とします。

今回のパイロット版では、ヒアリング部分を無償で提供し、プロトタイプ開発は週間あたり55万円(税抜)で、開発期間を8週間と設定し、合計440万円(税抜)でサービスを提供いたします。この費用には各種ツールの利用料とクラウド環境の提供費が含まれます。

パイロット版費用説明

■動検定義のメリット3:プロトタイプの成果を開発に繋がる形で利活用できます

「動検定義」契約終了後は、4つのオプションプラン(別途費用発生)を選択することで、プロトタイプの成果を実際の開発に繋がる形で利活用できます。

<オプションプラン>

・プロトタイプの維持

・プロトタイプ開発の継続(β版の開発へと進む)

・要件定義書を作成

・プロトタイプを「動検定義」とは別環境に移管

オプションプランの選択

■動検定義を有効に活用していただきたい方々

<中小企業の新規サービス開発担当>

・新規サービスを外部委託予定だが上手くハンドリングできるか不安な担当者

・新規サービス立ち上げの失敗が許されないプレッシャーの中、少しでも成功確率を上げたい事業責任者

<大企業のインキュベーション部門>

・新規サービス検討に既存業務が忙しいIT部門の協力が得られない状況で、素早くフィージビリティを確かめ、社内にプレゼンをしたい担当者

<スタートアップ企業>

・新規サービスのアイデアは持っているが、自社でデザイナ・プログラマを採用する前に、フィージビリティを確かめたい責任者

■動検定義が持つ特徴が新規サービスに悩みを解決します

動検定義の特徴

■株式会社tenkaiが「動検定義」を提供する理由

株式会社tenkaiは、ビジョンクリエイトカンパニーです。

プランナ、デザイナ、エンジニアの内製チームで、新規サービスの開発やPoC作成を提供します。多くの技術検証を兼ねたPoC作成や社内サービスのプロトタイピング制作支援を行ってきた経験を活かして、サービス提供者と利用者の両視点からサービスをプロトタイピングし、アイデア出しから実装をワンストップで支援します。

加えて、サービスやPoCの先にある、新しいユーザ価値・ユーザ体験を描くビジョンコンサルティングを提供し、単にサービスを構築するだけでなく、そのサービスが進化するような視座を提示します。

プロトタイプでとどまるのではなく、実装されたサービスそして、その先の発展までを伴走しながら実現する入り口として「動検定義」をリリースいたしました。

【会社概要】

社名    : 株式会社tenkai

本社所在地 : 東京都台東区浅草橋5-2-3 鈴和ビル2F

代表    : 代表取締役 白井 美樹

事業内容  : Web/スマートフォンアプリ開発・

        UIデザイン・ビジョンコンサルティング

設立    : 2014年3月

ホームページ: https://www.10-kai.jp/