デジタル技術を活用し、都市や地域の課題解決や持続可能な社会を創ることを目的としたスマートシティを推進する石川県加賀市は、2023年6月に若年層からデジタル人材の育成や市内企業のデジタル化支援、スタートアップ企業支援、デジタル技術を活用する産業の創出など、イノベーションの拠点である「加賀市イノベーションセンター」をグランドオープンしました。
当施設では、スタートアップ企業の創業についてのサポートや販路拡大などを支援します。
現在、事務所の入居者を募集中です。
イノベーションセンター内観
■概要
人口約6.3万人、福井県との県境に位置する加賀市。「加賀温泉郷」などで知られる自然豊かな加賀市では、デジタル技術を駆使したまちづくりであるスマートシティが推進されています。
そんなスマートシティ加賀市では、2023年6月に加賀市イノベーションセンターがグランドオープンしました。
加賀市イノベーションセンター
当施設は若年層からのデジタル人材育成、市内企業のデジタル化支援、スタートアップ支援、デジタル技術を活用する産業の創出などを目的に開所されています。
開放的な空間で様々な人の支援やコミュニケーションを誘発する「コミュニティスペース」やオンライン会議に最適な設備を備えた「オンラインルーム」、動画や写真撮影に特化した「クリエイタースタジオ」などビジネスに必要な設備が整っています。
そんな中にあるのが、スタートアップ企業向け事務所の「インキュベーションルーム」です。
オープニングセレモニーの様子
リニューアルされた施設の様子
■特徴
インキュベーションルームの特徴は3つです。
1. 月額賃料無料で、施設設備が使い放題！
施設内の設備が使用可能です。また、インキュベーションルームの使用に掛かる費用は共益費等で賃料は最長3年間無料です。設備・資金の両面からスタートアップ企業をサポートし、ビジネスをより成長させることができる環境を整えています。
2. 中小企業診断士・行政書士の資格を持つコーディネーターの伴走支援が受けられる！
企業経営のプロが創業支援・販路拡大をご支援します。具体的には経営ノウハウの相談や専門家への紹介や連携支援を実施します。プロの視点を得ることで、スタートアップ企業の不安を取り除くことができます。
3. 実証にかかる手間をフルサポート！
実証実験のフィールド提供や市民への説明、モニター参加者の募集を職員がサポートします。
■利用情報
そんな多様な支援環境が整っているインキュベーションルームは、現在入居者を募集中です。入居要件は以下のとおりです。
IT・AI等のテクノロジーを活用し、地域活性化や地域産業の高度化に寄与すると認められる者で、以下(1)～(3)のいずれかの要件を満たすこと。
(1) 法人化を目指す意欲ある個人または設立10年以内の法人
(2) スタートアップ企業関連事業者
(3) 市との連携協定等に基づくイノベーション関連施策を効果的に推進するために、
サテライトオフィス等として活用しようとする団体
※空室状況はお問い合わせ先に記載の担当課までご連絡ください
■石川県 加賀市について
加賀市は、石川県の最南端、金沢市と福井市の中間に位置しています。「加賀温泉郷」と言われる山代、山中、片山津の3つの温泉地、九谷焼・山中漆器などの伝統工芸、日本遺産に登録されている北前船など観光資源が豊富な市です。
人口減少と少子高齢化により地域の活力が低下していることを背景に、「人」と「先端技術」の調和によってもたらされているまち、「スマートシティ加賀」の取り組みを進めています。
令和4年には国家戦略特区の一つであるデジタル田園健康特区として認定され、デジタル人材育成、市内企業のデジタル化支援、スタートアップ支援、デジタル技術を活用する産業の創出を積極的に進めています。
■情報リンク
・インキュベーションルームについて
https://www.city.kaga.ishikawa.jp/soshiki/innovation/2/9448.html
・加賀市について
https://www.city.kaga.ishikawa.jp/index.html
・パンフレットはこちら
https://www.atpress.ne.jp/releases/360555/att_360555_1.pdf