プレスリリース

NTT Comが「まなびポケット」に新サービス「ScTN view」を提供開始

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下  NTT Com)が提供する学習eポータル (※1)「まなびポケット」では新たな価値の提供をめざし「ScTN view(スクタン ビュー)」(以下  本サービス)を2023年7月7日に提供開始します。

 本サービスは一般社団法人School Transformation Networking(以下 ScTN)(URL : https://sctn.jp/ )が無償提供するScTN質問紙を児童・生徒が「MEXCBT」(※2) 経由で受検した結果をわかりやすく可視化するもので、まなびポケットを学習eポータルに選定している自治体・学校に限り無償で利用できる機能です。

 本サービスをご利用いただくことで、文部科学省が学習指導要領改定の中で育成すべき3つの柱のひとつとしている「学びに向かう力・人間性等」や、それを伸ばすための主体的・対話的で深い学びの実現状況を可視化することが可能になります。

 なお、「まなびポケット」は全国で12,000校以上の学校よりお申し込みをいただき、申し込みID数(※3)は500万IDを超え、学習eポータルとしてNo.1のシェア(※4)を獲得しています(2023年6月時点)。

1. 背景

 文部科学省が公開している学習指導要領の中で、子どもたちに必要な3つの力のひとつとして「学びに向かう力、人間性等」が記載されています。これらは「資質」と呼ばれるもので、従来のテストで測定される「学力」とは異なるものです。

 また資質の育成のため「どのように学ぶのか」という点も重要視されており、主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)の視点から授業改善が求められています。

 これまで「資質」や「学びの状況」は普段から子どもたちと接している教職員の見取りにより評価されてきました。これを学術的な体系に基づき測定できるようにしたのがScTNの提供するScTN質問紙です。ScTN質問紙の結果をよりわかりやすく表示させることで、教職員の日々の指導に活用いただくことをめざし、本サービスの提供を開始します。

 

2. 本サービスの概要

 ScTN viewはScTN質問紙の結果を、まなびポケットでわかりやすく可視化するサービスです。まなびポケットにScTN  viewが加わることにより、児童・生徒一人ひとりの状況や学校・クラスの状況をさらに把握しやすくなります。学校経営方針と照らし合わせ「伸ばしたい力」について育成計画を立て、指導改善に繋げることもできます。

 

3. 今後の展開

 まなびポケットでは今後、児童・生徒の学びを支え、教職員の業務に溶け込む「真に求められる」ダッシュボード機能をリリース予定です。ダッシュボードではまなびポケットと連携しているコンテンツの学習データや、出欠、早退や保健室利用、健康観察、所見などのデータを元にした不登校生徒予兆アラート機能、Google  WorkspaceやMicrosoft365などの外部データを一元的に可視化できるようになります。

 ダッシュボード機能を活用いただくことで、自治体内の学校毎のデータを一元的に可視化することができるようになり、学校毎の施策立案や効果検証にご活用いただけるようになります。

NTTドコモ、NTT Com、NTTコムウェアは、ドコモグループの法人事業を統合し、法人事業ブランド「ドコモビジネス」を展開しています。「モバイル・クラウドファースト」で社会・産業にイノベーションを起こし、すべての法人のお客さま・パートナーと「あなたと世界を変えていく。」に挑戦します。

https://www.nttdocomo.co.jp/biz/special/docomobusiness/

NTT Comは、事業ビジョン「Re-connect X(R)」にもとづき、お客さまやパートナーとの共創によって、With/Afterコロナにおける新たな価値を定義し、社会・産業を移動・固定融合サービスやソリューションで「つなぎなおし」、サステナブルな未来の実現に貢献していきます。

https://www.ntt.com/about-us/re-connectx.html

 

(※1): 学習eポータルは、GIGAスクール構想で整備された一人一台環境と高速ネットワークを活かし、ソフトウェア間の相互運用性を確立してユーザーにとっての操作性を向上させるとともに、教育データをより良く活用するために構想された、日本の初等中等教育向けのデジタル学習環境のコンセプトのことです。

(※2):文部科学省CBTシステム「MEXCBT(メクビット)」は文部科学省が開発した、児童・生徒が学校や家庭において、国や地方自治体などの公的機関などが作成した問題を活用し、オンライン上で学習やアセスメントができるCBT(Computer  Based Testing)システムです。CBTは問題用紙やマークシートなどの紙を使わずコンピューターを利用した試験をさします。

(※3):ID数には、「まなびポケット」を利用する教職員、児童・生徒、保護者のIDが含まれます。

(※4):当社調べ

 

■関連リンク

・報道発表「「まなびポケット」の申し込みID数が500万を突破」(2023年2月)

   https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2023/0217.html

・まなびポケットサービスサイト

   https://manabipocket.ed-cl.com/