公益財団法人日本城郭協会(理事長:小和田 哲男)では、公益教育事業として毎年開催している『城の自由研究コンテスト』の作品を募集します。
募集期間は8月1日から9月30日までとし、小・中学生を対象に募集します。12月に入賞作品を発表し、年末にパシフィコ横浜で開催される『お城EXPO2023』会場にて優秀作品の展示と表彰式を行う予定です。
応募資格は個人・団体を問いません。お城に関する小中学生の自由な研究に対して審査を行い、最優秀作品には文部科学大臣賞、主催団体賞として日本城郭協会賞、ワン・パブリッシング賞のほか、優秀賞、佳作を選び表彰しています。最終審査は、主催者、教育関係者、城郭研究者により行われます。
本コンテストは、子供たちが地域の貴重な文化遺産である「城」をテーマにして、探訪・調査・研究を通じ地域の歴史・文化に親しみ、主体的に学ぶことで、文化を後世に伝えていく継承者育成、また学校教育における総合的学習の場としての位置づけを目標としています。
◎開催概要
主催:公益財団法人日本城郭協会
共催:株式会社ワン・パブリッシング
後援:文部科学省、読売KODOMO新聞・読売中高生新聞、教育新聞社、城びと
協賛:童友社
◎募集要領
■応募資格 小学生・中学生
■応募部門 小学生の部および中学生の部
■応募方法 個人応募での単独制作・共同制作または団体応募での単独制作・共同制作
■応募テーマ 城・城跡・城下町・人物・事件など、城に関するテーマ
■募集期間 2023年8月1日(火)から2023年9月30日(土)〈必着〉
■作品送付先 城の自由研究コンテスト事務局
TEL:03-5935-6199
〒354-0045 埼玉県入間郡三芳町上富236-1
■問合せ先 公益財団法人日本城郭協会ホームページ問合せフォーム
■入選発表 2023年12月 文部科学大臣賞 主催者賞 学校(団体)賞他
◎公益財団法人日本城郭協会
日本城郭協会は、昭和30年に設立後、昭和42年に文部省の認可を受け、「日本および世界各国の城郭に関する研究、調査、啓蒙を通じて、民族、歴史、風土に関する知識の普及を図り、もって教育、文化の発展に寄与すること」を目的として城郭関連団体で唯一の公益財団法人として活動しています。
主要な事業としては「日本100名城・続日本100名城」の選定とスタンプラリーの運営や、「お城EXPO」「日本城郭検定」「城の自由研究コンテスト」の主催などを行っています。
◎第21回「城の自由研究コンテスト」の実績
〇最終審査員
審査員長 加藤 理文(当協会理事・学術副委員長)
審査員 諏訪間 順(小田原城天守閣館長・当協会評議員)
審査員 柳下 則久(青山学院大学客員教授)
審査員 前田 利久(清水国際高等学校校長・当協会評議員)
審査員 萩原 さち子(城郭ライター・当協会理事・学術委員)
審査員 星川 武(ワン・パブリッシング『歴史群像』編集長)
〇最優秀作品
文部科学大臣賞(小学生の部)
足立 晴音(三郷市立幸房小学校6年)
『道庭城の謎が謎を呼ぶ』
文部科学大臣賞(中学生の部)
永山 勘太(江東区立深川第四中学校2年)
『城館なき城主~廃城後の城は本当に使えなくなってしまったのか~』
日本城郭協会賞(小学生の部)
鵜飼 壮(一宮市立萩原小学校5年)
『文化財 名古屋城』
日本城郭協会賞(中学生の部)
伊藤 拓生(駒場東邦中学校2年)
『新説石垣山城~石垣山城の定説の課題~』
ワン・パブリッシング賞(小学生の部)
内田 智也(刈谷市立富士松北小学校6年)
『石垣の強さの秘密に迫る』
ワン・パブリッシング賞(中学生の部)
中脇 光翼(掛川市立西中学校1年)
『正保城絵図から読み説く 掛川城の真の姿II
~山内一豊が張り巡らせた掛川城の防御の仕組みを探る~』
第21回「城の自由研究コンテスト」表彰式集合写真(お城EXPOイベントステージ横にて)