不動産事業を行う株式会社ラ・カーサ(所在地:愛知県)は、愛知県犬山市の人口減少問題の解決に向け、歴史を映し出す家で文化と地域を守り活性化させるための新たな取り組みとして、分譲住宅ブランド【タイトルHOUSE】を開始します。
■人口減少問題について
令和2年の国勢調査によると、全国の市町村の8割以上が人口減少の問題を抱えています。
全国の天守閣が現存する12城の中で、日本最古といわれる天守閣が残る犬山城の城下町・愛知県犬山市の人口数は、2010年75,198人をピークに4人に1人のペースで減少が進んでおり歯止めがかかりません。2050年には56,577人と予想されています。
城下町と言えば、道に面する「表」に店を構え商売を行い、「裏」に家を構えるというつくりで、街が出来上がっていました。今では、軒並み店がたたまれ、道路に面したところは駐車場、その奥に家が建つ配置になり、地域住民同士の交流が難しい環境になっています。
【天守閣が残る都市で人口減少問題への対策】
<松本市(長野県)- 松本城>
問題:中心市街地や中山間地で、人口減少や少子高齢化が進む
対策:雇用の場の拡大、新規創業や就農への支援、出産・子育て支援の充実、教育の多様化に向けた取組み
<丸亀市(香川県) – 丸亀城>
問題:人口減少、高齢化が急速に進む
対策:合計特殊出生率の向上、転出抑制と転入促進、丸亀特有の地域資源のさらなる活用、生活不安の解消と安心の醸成
■新しい住宅の形態【タイトルHOUSE】
人口の減少問題の解決・新しい住宅の形態による地域の交流を活性化させることを目的に、愛知県の住宅メーカーである株式会社ラ・カーサが、新たな取り組みに挑みます。
分譲住宅ブランド【タイトルHOUSE】は2024年春の完成を予定しており、一般的な区画整理地ではなく、風景や歴史など特徴的な場所に絞ります。文化的な情緒を感じる街並み、見晴らしの良い高台、森や林の中、海や川沿いの町など、その地に住まうであろう人の感性、価値観を最大限に尊重。土地や空間が持つ魅力をデザインに織り込み、人との調和だけでなく風景や歴史、住まう地域との調和を家づくりのベースとしています。