ペルー貿易観光促進庁(PROMPERÚ)は、日本とペルーの外交関係樹立150周年を記念して、観光地としてのペルーの魅力を伝えるPRイベントを8月30日(水)と31日(木)の2日間、東京都内で実施いたしました。
30日(水)は、東京原宿のペルー料理店で主要なメディア(報道陣)を対象としたプレゼンテーションと懇親昼食会を開き、昼食会後は東京国際クルーズターミナル(江東区青海)に移動して、日本に初来航した南米最大級の威容を誇るペルー海軍の練習船「BAPウニオン号」の艦内施設を公開。31日(木)は、旅行代理店に向けたセミナーを「BAPウニオン号」で開催し、艦内食堂でのプレゼンテーションと艦内ガイドツアーを実施いたしました。
両日のプレゼンテーションは、第1部と第2部の2部構成で実施され、ペルーの美食・文化・自然、そして独立行政法人国際協力機構(JICA)とアマゾン地域で取り組んでいるプロジェクトを紹介しました。
先ず第1部でマチュピチュやナスカの地上絵だけではないペルー各地の文化や観光名所をご案内し、『2023ワールド・トラベル・アワード南米版』で4つの賞※を受賞した“観光地としての魅力”と、『2023世界のベストレストラン50』では第1位に輝いた首都リマの「セントラル」をはじめ数店が入賞したことをご紹介して“美食の国としての魅力”をPR。
続く第2部では、JICAがアマゾナス州南部で取り組んでいるプロジェクト『アッパーウトクバンババレーの文化的景観の持続可能な開発』についてご紹介し、地元の自然や歴史・文化を保全・維持しながら観光素材として活用すると言う、持続可能型の観光開発を推進していることをPRしました。
1873年、ペルーは日本が中南米で最初に外交関係を樹立した国であり、ペルーにとっては日本がアジアで最初に外交関係を樹立した国となります。そしてペルー政府は1989年に「日ペルー友好の日」を定め毎年記念行事も行うなど、両国は長年に亘り太平洋を挟んで価値を共有する「隣国」として深い絆で結ばれてまいりました。
特に観光面で見ると、コロナ禍前までは日本からペルーの観光客数は年間4万人を超え、ペルー各地の名所観光や、地元で採れる食材を活かしたペルー料理を楽しんでいただいておりました。そして各種の規制が緩和されました今年からは、その数も急速に回復傾向を示しております。
こうしてこれまでの150年、両国は多くの交流を続けてまいりましたが、今回のPRイベントや記念切手の発行など様々な日本×ペルー外交関係樹立150周年記念事業を通じてペルー観光の最新情報を発信することでより多くの日本の方々にペルーへの理解を深めていただき、私たちの国に来訪いただけることを期待しています。
※1. ベスト・ツーリスト・アトラクション賞
2. ベスト・カルチャー・デスティネーション賞
3. ベスト・リーディング・デスティネーション賞
4. ベスト・キュリナリー・デスティネーション賞