株式会社ナレッジステーションの代表であり、若手社員育成研究所を主宰する伊藤誠一郎は、『部下に「困ったら何でも言ってね」はNGです』(日本実業出版社)を10月14日に刊行しました。
新卒の約30%が3年以内に辞める早期離職やZ世代とのジェネレーションギャップが取沙汰される中、職場での上司の価値観やコミュニケーションの盲点を詳説した1冊です。
例えば、若手社員に対してこんなことをしていませんか?
□「困ったときはいつでも何でも言ってね」と言っている
□ 臆病で心配性な部下を「大丈夫!」と勇気づけている
□ 若手社員が成果をあげたとき、「素晴らしい!」と大きな声でほめている
□ 若手と仲良くなるために「趣味の話」から入っている
□ 日頃から「どうすれば若手社員に火がつくか」と考えている
□ 最近の若手は「自分から動こうとしない」と思っている
□ 「一人前に成長するには厳しさが必要だ」と思っている
じつは、すべてNGです。
本書の最大ポイントは、企業研修と大学受験指導の二刀流講師として氷河期世代、ゆとり世代、Z世代に幅広く接してきた若手社員育成専門コンサルタントが、実体験に基づいて若手社員を理解し、成長させるための秘訣を列挙していることです。
職場でのあるあるシーンを取り上げ、時代背景や環境の違いに着目しながら、自ら動く自律型社員を育てるためのコミュニケーション、指導法を提示しています。上司や先輩社員が「良かれと思って、ついやってしまいがちな盲点」に気づきと変化を与える令和の職場に必読の一冊です。
<主なポイント>
【若手社員の傾向】
・リアクションが薄い、やる気を表面に出すことが苦手
・失敗することを怖がる
・出世する欲がない
・みんなでほめられたい
・言葉を表面的にとらえやすい
・自分のことにはせっかちだが、相手のことにはのんびり屋さん
・「大丈夫です!」は「よくわからないけど、とりあえずやってます」と同義
【具体的な対策】
・怒らない、叱らない
・「できないこと」ではなく「できたこと」に着目する
・ほめるときは、ほかの社員に聞こえないようにほめる
・言語化力と説明力で「そんなこと」まで教える
・わかりきったことは聞かず、正解は最初から教える
・「具体的なサポート内容」と「時間」の約束をする
・「気配り」「目配り」「言葉配り」
・「肯定」と「承認」の指導
<目次>
第1章 上司が知っておくべき「若手社員のリアル
第2章 若手部下への「やってはいけない」NG行動
第3章 若手社員は「肯定」と「言語化」で自ら動き出す
第4章 若手社員は一緒に並走しながら伸ばす
<著者プロフィール>
若手社員育成専門コンサルタント
若手社員育成研究所代表 https://wakate-ikusei.com/
総合型選抜指導塾リコット代表 https://recot-sogo.com/
株式会社ナレッジステーション代表取締役
1971年東京都出身。学習院大学法学部法学科卒業後、15年間にわたり医療情報システム、医療コンサルティング分野において提案営業、プロジェクトマネジメントの業務に従事。2009年に独立し、プレゼンテーション、提案力向上をテーマに講師活動を開始。その後、ロジカルシンキング、職場コミュニケーション、組織マネジメントなどテーマを広げ、新入社員から中堅社員、管理職まで延べ300社、2万人以上に研修、講演、セミナーを実施。
2012年に総合型選抜指導塾リコットを設立し、高校3年生を対象に志望理由書の書き方、プレゼン発表、面接、小論文のマンツーマン指導を開始。講師自ら正解の一部を提示しながら徹底的に肯定と承認を繰り返す独自の指導法で合格率93%を達成。現在は、多くの若者と接する氷河期世代という二刀流講師としての経験を活かして管理職向けに若手社員への接し方や教え方のカリキュラムを確立し、安心安全な上司と部下の関係づくりに尽力している。受講者からは「想定外の気づきの連続だった」「脱・昭和の指導の必要性を強く感じた」「今までの言動を根本からあらためなければいけない」といった声が多く寄せられている。
<書籍情報>
書名 : 部下に「困ったら何でも言ってね」はNGです
著者 : 伊藤誠一郎
価格 : 1,760円(税込)
出版社: 日本実業出版社
発売日: 2023年10月14日
URL : https://www.njg.co.jp/book/9784534060464/
<会社概要>
商号 : 株式会社ナレッジステーション
所在地 : 東京都中央区日本橋3-2-14 日本橋KNビル4F
代表者 : 伊藤誠一郎
設立 : 2009年7月
事業内容: 企業研修、講演、セミナーの企画、実施
資本金 : 300万円
URL : https://wakate-ikusei.com/