プレスリリース

福祉業界の人材不足とインナーブランディングの重要性

なくてはならない仕事のはずが、人材難に悩む福祉業界

少子高齢化社会の日本で、ますます人を確保することは難しい状況になっています。中でも、慢性的な人手不足に悩んでいるのが福祉業界です。

2021年7月に厚生労働省が公表した介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数によると、2025年度には約32万人、2040年度には約69万人を追加で確保する必要があることがわかっています。
これは、介護施設の運営側だけの問題ではなく、現在介護サービスを利用していない人でも、将来的にはサービスを利用する立場になる可能性があり、深刻な社会の問題でもあります。しかし、福祉業界を志望する学生は多くはありません。

また、2023年度〜2026年度卒業学生941名を対象に実施された業界別志望度・関心度調査によると、全19業界の中から志望しない業界は「介護・福祉」が46.1%で最多でした。その理由は、給与面や働き方にマイナスイメージを持っていることが挙げられます。
業界別イメージ調査では「給与が安い」と考える学生が67.7%、次いで「ワークライフバランスが取れない」が47.8%いることがわかっています。社会になくてはならない業界にもかかわらず、求職者が少ない現状は、早急に解決しなければならない問題です。


出典:株式会社インタツアー『23・24・25・26卒対象 業界別イメージ調査 介護・福祉業界編』
出典:株式会社インタツアー『23・24・25・26卒対象 業界別イメージ調査 介護・福祉業界編』

社員へ投資するインナーブランディングはなぜ重要なのか

社員定着を図るインナーブランディングを推進する株式会社イマジナ(以下、イマジナ)は、福祉施設が直面する人手不足解消のためのブランディングをテーマに特別講義を実施しました。11月13日(月)三島市民文化会館にて開催された「関東社会就労センター協議会研究大会2023inしずおか」では、人手不足が年々深刻になる中、他社と差別化を図る付加価値を作り、介護福祉施設の働き手を増やすインナーブランディングの必要性をお伝えしました。また、インターネットが情報収集面で主流になり、企業の良さや悪さが社員を通じて簡単に外部に伝わる現代で、企業理念や自社が大切にする想いを社内外に一貫性をもって伝える方法についてもお話ししました。

インナーブランディングは、外部ではなく社内に自社の理念浸透を図り、企業の売上や社員のモチベーション、作業効率を向上させる方法です。そのためには、自社にマッチした社員を採用し、その後の定着を図ることが必要になってきます。イマジナは、採用戦略の設計や社員の評価制度を含めたブランディングで、これまでに2800社の支援を行ってきました。


当日の講演の様子
当日の講演の様子

人材投資について1から学ぶセミナーを全国で開催しています

このような人材確保や社員定着に役立つ情報を、東京や大阪をはじめ全国各地の無料セミナーでもお話しています。自社に合った人材の採用戦略のほか、管理職育成などのインナーブランディングについても知ることができる機会です。自社の採用に課題を感じている経営者様や人事ご担当者様の皆様でご興味のある方は、ぜひお越しください。

セミナー参加特典

セミナー参加者の方には、弊社コンサルタントによる無料面談(30分)を行なっています。

◆ご相談テーマ
・採用に関するご相談
・人材教育・育成に関するご相談
・仕組・制度に関するご相談
・PR・広報に関するご相談

開催概要

直近の開催はこちらになっています。

日時  : 2023年11月28日(火)
時間  :10:00~11:30
場所  : アーバンネット神田カンファレンス 3階
      〒101-0047 東京都千代田区内神田三丁目6番2号
     https://maps.app.goo.gl/uby1iRxUQQHKaUr88
      JR「神田」駅(南口):徒歩1分
参加費 : 無料
講師  : 関野 吉記  株式会社イマジナ代表取締役社長

セミナーの様子がわかる動画

参考文献
・厚生労働省「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000207323_00005.html

・インタツアー「【23〜26卒業界別志望度・関心度調査】就活生の業界研究をアンケート調査!「IT」は志望度・関心度ともに高い一方、関心度が高いものの志望度は低めの「介護・福祉」」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000114.000058834.html